【図解】ソフトバンクエアーの通信の仕組みは?使うために何か必要?
- ソフトバンクエアーの通信ってどういう仕組みなんだろう?
- ソフトバンクエアーを使うために何か必要なものはあるのかな?
一般の方にとって通信の仕組みってむずかしいですし、専門用語が多いので理解しづらいですよね。
また、ソフトバンクエアーに興味があるけれども、いったい何を用意すればいいのか分からないという方もいらっしゃると思います。
この記事では、通信業界出身でソフトバンクエアーの利用経験のある私が、ソフトバンクエアーの通信の仕組みを図解でわかりやすくご説明していきます!
- ソフトバンクエアーの通信の仕組み
- ソフトバンクエアーを使うために必要なもの
この記事を読み終えたころには、ソフトバンクエアーとはざっくりどんなものなのかが分かるようになりますよ!
ソフトバンクエアーの通信の仕組み
ソフトバンクエアーの通信の仕組みはむずかしく見えるかもしれませんが、つぎの3つの関係をおさえておけば簡単に理解できます♪
- 基地局
- ソフトバンクエアー
- お手持ちの通信機器(スマホなど)
ソフトバンクエアーの通信の仕組みは、まず基地局が5Gや4GLTEの電波を発信して、その電波をソフトバンクエアーが受け取りWi-Fiに変換して電波を発信し直します。
そのWi-Fiの電波をスマホなどの機器が受信することで、Wi-Fiが使え、インターネットに接続できるようになるというわけです。
「基地局??5G??4GLTE??」とチンプンカンプンな方もいると思いますので、1つずつわかりやすくご説明していきますね!
基地局とは
基地局とは、「電波を発信する電波塔」だとイメージしてもらえれば大丈夫です。
上記のように基地局は鉄塔やビル・電柱の上などいろんなところに設置されていて、これらの基地局から、スマホなどを使うための電波が発信されています。
もっと具体的にいうと、基地局は「5G回線」「4GLTE回線」「3G回線」という3つの電波を発信しています。
速さでいうと、5G>4GLTE>3Gですね。5Gが1番速いです。
5Gは「高速・大容量」「低遅延」「多数接続」が特徴の電波です。
速度は速いし、ゲームでのオンライン対戦などリアルタイムでの通信が求められるシーンでの遅延もほとんどないし、たくさんの機器を接続できるというすごい電波です。
4GLTEは、5Gよりは遅いですが、3Gよりは速い電波です。
ためしにスマホの右上の電波のマークを見てみると、「4G」とか「LTE」と書いてある人もいるかと思います。(表示がないスマホもありますが)
「4GとLTEはどう違うの?」と気になるかたもいると思いますが、4GもLTEもあまり違いはありません。同じと考えて大丈夫です。
LTEはもともと4Gが導入されていなかったころに3Gと4Gの橋渡し的な存在として開発された回線なんですね。別名で「Super3G」とか「3.9G」なんて呼ばれていたりもしました。
ところが、のちに「LTEを4Gと呼んでもいいよ~」と世界的に決まってしまったんです。なので今では、LTEも、そのあとにでてきた4Gも「4G」として扱われているので同じと考えて大丈夫というわけですね。
まあこのあたりはややこしいので、気にしなくて大丈夫です。
ちなみに、3Gは2026年3月31日をもってサービス提供が完全に終了します。
今提供しているのはドコモだけです。
- NTTドコモ:2026年3月31日
- au:2022年3月31日(終了済み)
- ソフトバンク:2024年4月15日(終了済み)
まあ重要なのは、基地局は5G、4GLTE、3Gの電波を発信しているということですね。
ソフトバンクエアーは5G、4GLTEを受信してWi-Fiに変換している
ソフトバンクエアーは基地局から発信されている5Gや4GLTEの電波を受信します。3Gはもう古い回線なので受信していません。
受信した5Gや4GLTEはソフトバンクエアー本体のなかでWi-Fiに変換されて、今度はソフトバンクエアーがWi-Fiを発信します。
そしてソフトバンクエアーが発信したWi-Fiを私たちのスマホが受信して、インターネットにつながるという仕組みなんですね。
「Wi-Fiってそもそもなんなの?」と疑問をお持ちのかたもいると思うので、かんたんにWi-Fiについてご説明しておくと、Wi-Fiは5Gや4GLTEよりも速くて、インターネットも使い放題な回線です。
5Gや4GLTEとちがって電波が数十メートルまでしか届かないので外では使えませんが、自宅の中ならいくらでもインターネットを快適に楽しめる回線なんです。
スマホを使っている人は「スマホを更新できます」という通知がたまにきますよね?
たとえばiPhoneだったら、iosの更新通知が何か月かに1回、画面に表示されているかと思います。
じつは、スマホの更新は5Gや4GLTEではできなくて、Wi-Fiに接続しているときにしかできないんですよね。
なので、スマホの更新が自宅でできるというのもWi-Fiを使うメリット(ソフトバンクエアーを使うメリット)になりますね。
スマホの更新は定期的にやっておかないと、最新のウイルスに対応できなくなりセキュリティを突破される可能性がありますので、定期的にやっておくことをおすすめします。
ソフトバンクエアーはWi-Fiよりも速い有線接続もできる
ソフトバンクエアーができることは、Wi-Fiを発信することだけではありません。
「LANケーブル」というケーブルを使って、ソフトバンクエアーとパソコンなどを繋ぐことによって、ネットにつながる速度を爆速にすることができるんです!
LANケーブルを使ってインターネットに繋ぐことを、「有線接続」といいます。
有線接続のやりかたは、ただソフトバンクエアーと使いたい機器をつなぐだけなので、特にむずかしい設定もありません。
ゲーム機やプリンターなどは少し設定がある場合もありますが、パソコンだったらLANケーブルを挿した瞬間からインターネットを使うことができます。
※ざんねんながら、スマホやタブレットは有線接続できません。
LANケーブルはソフトバンクエアーが送られてくる箱のなかに1本入っていて、購入する必要はないので安心してくださいね。
ソフトバンクエアーを使うためには何が必要?
ソフトバンクエアーを使うために必要なものは何も必要ありません。
ソフトバンクエアーを契約するだけで大丈夫です。
強いていえば、Nintendo SwitchやWii Uを有線接続するときには、LANケーブルだけでなく「有線LANアダプター」も必要となりますので買っておくとよいでしょう。
PS5/PS4はLANケーブルだけで有線接続できるので安心してくださいね。
パソコンを使う人も特に必要なものはないですが、もしゲームもパソコンもやるという場合は、LANケーブルを追加で1本購入しておいたほうが良いと思います。有線接続したほうが速度が速くなりますので。
まとめ
この記事のまとめです。
- ソフトバンクエアーは基地局から5Gや4GLTEの電波を受信している
- 受信した5Gや4GLTEの電波をWi-Fiに変換して、今度はWi-Fiを発信している
- 【 有線接続 > Wi-Fi > 5G > 4GLTE > 3G 】の順番で速度が速い
- ソフトバンクエアーだけあれば基本的に大丈夫
- Nintendo SwitchやWii Uを有線接続するなら「有線LANアダプター」を買っておこう。
その他、ソフトバンクエアーのお申し込みで知っておいたほうがいい基礎知識は、以下の記事にまとめています。あわせてチェックしておきましょう!